重大報告になるかもしれない。
職場に1本の電話。
受けたのは私。
聞こえてきたのは、「Hello?」。
海外の方からの問い合わせだった。
私含め、英語を話せる人間がいないので、とりあえず単語を拾って、単語で返す。
職場に関する質問に幾つか答えていく。
「名前は何ですか?」(※「」内は全て英語)
私が対応しました、と何も疑問に思わないまま答える。
「コバヤシ(私の名前)、旦那はいるの?」
…あ、いません。
「いないの?コバヤシの声かわいいね。」
………ん、なんだこの流れ。
「お願い、僕とお茶しない?」
おいおいおいおい、どこでそんなスイッチ入った。
変な空気なのは明らかで、とりあえず早く終わらせようと試みる。
『すみません、私、仕事に戻らなきゃいけないんですが…。』
「あと3分だけちょうだい、いい?」
『あー…。』
「3分だけ、いい?」
しぶとい。
「仕事終わってからならいい?かけ直すよ、電話番号教えて。」
『いえ、ごめんなさい。できません。』
「ダメなの?仕事終わってからだから。教えてよ。」
『やー、ちょっと無理です。』
「今、書く準備してるよ。」
この時点で強制終了しなかった私が悪いんだよな。
「コバヤシ、明日は仕事?」
『はい。』(バカ正直だから嘘つけない)
「ランチはどう?」
『いやー、ごめんなさい、できません。』
「ランチ、ダメなの?」
『私、英語わかりませんし。』
「大丈夫、僕も日本語わからないよ。」
何が大丈夫なんだ、超ポジティブ。
「コバヤシ、お茶しようよー。」
『あなたのこと知りませんし、できません。』
「心配はいらないよ。お願い。」
『あなた、私のこと知りませんし。』
「問題無いよ、だって今こうして話してるじゃないか。」
素晴らしいロマンチック思考。
「コバヤシ、愛してるって言いたいよ。」
『あはははは、ありがとう。』
伝家の宝刀・I love you が出たぞーーーーー
「コバヤシ、僕の妻になってくれないかい?」
人生初プロポーズ!!!!!
『無理無理無理無理無理』
「無理?どうして?」
『あーもうごめんない、私、今すぐ仕事に戻らなきゃいけないんですけど。』
「そうか…明日の朝また電話してもいい?また電話するね?じゃあ。」
………というやりとりが10分。英語。私、わからないって言ってるのに!
な、何だったんだ…。
私がバカ正直だからというのと、お客様だから無下にできないというのが調子に乗らせてしまったのか。
私は簡単な嘘をつくのも下手くそなので、将来は詐欺に引っかかって人生破滅する可能性が大きいこと、危機感を持たねばいけないということ、改めて痛感致しました。
すごくロマンチックなことも言ってたけれど、声だけであそこまでペラペラ出ちゃうのは感心しましたね。
自分だったらやはりありえないし。理想の声、なんてものもないし。
まぁ、低いよりは高い方がいいというのはありますけどね。
つい最近、友人とRIP SLYMEはSU派(友)・PES派(私)と見事に分かれていましたし。
低い声の男性が「いい声!」と持て囃される風潮は本当に納得がいきません。
イタズラ電話に困りはしたものの、多少いい気分になったのも事実かも。(笑)
こんなこと滅多にあるもんじゃないし。面白い経験と思えば。
脳内で電話の相手をトム・ヒドルストンに置き換えて、酔いしれながら寝ようと思います。
あーでもなートムヒは結婚相手じゃなくて愛人が理想なんだy
▼おまけ▼
・結婚したい人:ライアン・ゴズリング
・愛人にしたい人:トム・ヒドルストン
・付き合いたい人:マシュー・グレイ・ギュブラー
で、お願い致します。(2014年10月17日現在最新)

電話きた?www
返信削除▶︎まなぴー
返信削除私のことなんてどうでも良かったみたい…ワンナイトラブ…