2015/01/30

S e e


01 29 15
TYCHO
@Shibuya O-EAST



Tycho初単独来日公演、遊びにいってきました。

発表された際にここ(14/10/27 A w a k e)でも書いたのですが、本当にこの日を待ちわびておりました。
『Awake』が昨年のベストアルバムならば、当然この1年最も聴いていた1枚にもなるわけで。
未だに新鮮に鳴りますし、自然と体が動き出してしまいます。
そんな音楽、やはり当然生で聴きたいと思っていたので感激でした。



ショー前日には渋谷タワレコにてサイン会も行われ、せっかくだからと行ってきました。
一瞬の為にえらい緊張してしまって、ジャケット裏表逆で差し出してしまうわ、伝えようと思っていたことが吹っ飛びかけるわでだいぶ焦りましたが、参加して正解でした。



さて、そして、切望していたショーの始まりです。

まず、入場して早々におビールを引き換えにいったのですが、1口目を豪快に服にぶっかけてしまいました。
興奮しすぎですね、楽しいです。

前座にChristopher Willitsが発表されてから彼の楽曲を試聴・CDを購入。
これを寝る前に暗い部屋で布団に潜って聴くのが好きな夜の過ごし方となっていたので、彼のプレイもとても楽しみでした。
実際、アンビエントで浮遊感溢れる空間を作り出してくれ、とても気持ち良かったです。
また触れられる機会があったらすごく嬉しいです。

いざ、Tycho。
SEの時点で感極まって一度涙ぐみました。(笑)
続いて演奏されたM1:Apogeeは『Awake』の中でもトップを争う好きな曲なので早くも絶頂でしたね。
チルウェイブ~ポストロックを包括するTychoは今の私の理想と夢ですね。とにかく感無量でした。
その美しいメロディーと、体を打つ重低音、ビジュアライズと照明による演出で、幻想的で、生命力溢れる力強いダンス空間がそこにはありました。
だだ漏れなグルーヴを品が纏うという心地の良い違和感でした。面白かった。
ドラムのローリー・オコナーがキレッキレッの凄腕すぎて、何度か笑ってしまいました。
彼、本当に本当に凄い。もっと聴きたい、もっと観たい!
(Nitemoves名義で出しているアルバムも良盤のため購入決定。『Longlines』『Themes』)
てっきり、『Awake』の楽曲達を40分ほどさらっと演奏して終わってしまうのだろうか、と思っていただけに、新旧織り交ぜたセットリストは嬉しかったですねぇ。
M6:Past Is PrologueやM7:PBS(いずれも1st『Past Is Prologue』の楽曲)はアグレッシヴでめちゃくちゃかっこ良くなってました。
特にPBSは、これまでのビジュアライズとテイストがガラッと変わり、異色な雰囲気を放っていたのもまた面白かったです。
夢のような1時間半、身を委ねてなすがままに踊るしかありませんでした。最高。
アンコール中は終始「終わってほしくない…!家に帰りたくない…!」と、涙ぐんでいました。
これは自分でも前代未聞だったので驚きました。ちょっと気持ち悪いですね。
五感をフル活用して味わえる素晴らしいショーでした。

本当に本当に本当に良かった。
今年、この後もきっと何かしらライブは行くんでしょうけど、早くもベストが決まってしまったのではないでしょうか。(笑)

終演後、Tychoが私にとってどれだけ特別な存在になったかというと、聴ける環境も整っていないのに、物販で人生初LPを購入してしまったほどです。



初LPはやっぱりこの先ずっと聴いていきたい1枚にしたかったですし、納得の結果となりました。
歳をとったときにも、あのときの自分は間違っていなかったと自信を持って思える選択です。
(さ…早急なレコードプレーヤー購入を。)



この素晴らしい時間を形容する語彙を私が持ち合わせていないのが悔やまれるところですが、本当に特別な夜となりました。
今後しばらくはこの余韻にしがみついた亡霊と化すんでしょうけど、温かく見守っていただけたら幸いです。



今回、来日してくれたChristopher Willits、そして、Tychoへ最大級の感謝を。
Thank you so much! Arigato!
また絶対に遊びに来てね。



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